冬を迎える前に!光熱費を賢く抑える家づくりのコツ
冬の寒さが厳しい東北では、暖房にかかる光熱費が気になる季節。けれども「断熱性」と「気密性」を高めることで、少ないエネルギーで快適に過ごせる住まいを実現できます。今回は、冬を迎える前に知っておきたい“光熱費を賢く抑える家づくりのポイント”をご紹介します。
断熱性能を高めて、温度差のない家に
国が定める省エネ基準をクリアするのは当然のこと。那須建設では、山形独自の基準である「山形省エネ健康住宅」にも対応し、室温が15℃以下にならない家づくりを行っています。家の中で温度差を作らないことは、ヒートショックなどの健康リスクを減らすためにも大切です。断熱性能を高めることで、冬の温かさだけでなく夏の涼しさも保ちやすくなり、外気の影響を受けにくい快適な空間が生まれます。
効率的な冷暖房計画
当社の浜崎のモデルハウスでは、エアコン1台で家全体を快適に保つ工夫をしています。間仕切りや建具を最小限にすることで空気がスムーズに循環し、効率良く温まるのが特徴です。
一方で、各部屋に1台ずつエアコンを設置した方が暮らしに合うケースもあります。大切なのは、ライフスタイルや家族構成に合わせて冷暖房の計画を立てること。ご要望に応じて柔軟にご提案しています。

サッシの選び方で光熱費に差が出る
窓は外気の影響を受けやすい場所。断熱性を高めるには、サッシの性能を見直すことも大切です。トリプルサッシは高性能で室温を守る効果が大きい反面、コストもかかり、南や東側に採用すると冬場の太陽の暖かさの恩恵も受けにくくなる可能性があります。そのため、すべての窓に採用するのではなく、北側や西側など熱損失が大きい部分に絞って導入するのがおすすめです。実際には、床暖房よりもトリプルサッシを選ぶ方がランニングコストの抑制につながるケースもあります。
光熱費を抑えつつ快適に暮らすには、「断熱性能」「冷暖房計画」「サッシ選び」という3つの視点が重要です。高性能な住宅は、冬を温かく、夏を涼しく、健康で安心できる暮らしを支えてくれます。ぜひ家づくりの参考にしてくださいね。