失敗しないパントリー計画。場所と大きさを決める3つのポイント
「便利そうだから」「人気だから」という理由だけでパントリーをつくると、使いにくくなって後悔することもあります。家族のライフスタイルに合った場所と大きさを考えることが、失敗しないパントリー計画のカギ。今回は、注文住宅だからこそできる“自分たち仕様”のパントリーづくりのポイントを3つにまとめました。
1.何をストックするかを決める
一口にパントリーといっても、家によってストックするものはさまざま。お米やお野菜を置きたい方もいれば、ゴミの一時置き場を作りたい方、冷凍庫を置きたい方もいます。まずは「何を置きたいか」を整理しましょう。
日用品は廊下収納にまとめると家族で管理しやすく、食品はキッチン横のパントリーに集約するのがおすすめ。重い米袋やゴミ箱は下部に、電源が必要な冷凍庫や家電は事前にコンセント位置を検討しておくと安心です。
2.動線を意識して配置する
朝の支度や帰宅後の流れなど、生活動線を意識した配置が大切です。玄関からキッチンへ向かう動線上で、尚且つキッチンの近くにパントリーがあると便利。買い物帰りに重い荷物をそのまま収納できるうえ、調理の際にも便利です。
家族の出勤時間やゴミ出しの担当者によっても使いやすい動線は変わります。設計時には「誰がどのタイミングで使うのか」を細かくヒアリングしながら決めることが重要です。

3.広さよりも“使い方”を優先する
パントリーを広くつくれば良いわけではありません。近年のキッチン収納は充実しており、カップボードと組み合わせれば十分な収納力を確保できる場合もあります。必要以上に広いパントリーを設けてもデッドスペースになったり、建築費用がかさんだりすることも。家族の買い物頻度や収納量を見極め、最適なサイズを検討しましょう。
パントリーづくりで大切なのは「何を置くか」「どこに置くか」「どのくらい置くか」を家族で具体的に話し合うことです。人気だから、とりあえず…ではなく、自分たちの暮らしに合った計画を立てることで、毎日の家事がもっとスムーズで快適になります。