
家族みんなの“衣替え”をスムーズに!収納プランの見直し術
季節の変わり目にやってくる「衣替え」。家族が多いほど洋服の量も増え、入れ替え作業は大きな負担になります。収納プランを工夫すれば、衣替えの手間を減らし、日々の暮らしをもっと快適にできるのをご存じですか?今回は、住まいづくりの視点から“衣替えをラクにする収納術”をご紹介します。
家族の動線に合わせた収納計画
収納の考え方は、家族の生活動線によって大きく変わります。各部屋に収納が欲しい方もいれば、一カ所にまとめて管理したい方もいます。最近は子育て世代を中心に「ファミリークローク(ファミクロ)」の人気が高く、各部屋の収納は最小限にして大容量のファミクロを設けるケースが増えています。背景には、家全体のコンパクト化という時代の流れもあります。

動線を意識した“まとめ収納”
シューズクロークからファミリークローク、さらに水まわりへとつながる動線を意識することで、帰宅後の動線もスムーズになり、家事の効率がぐんとアップします。洗濯・乾燥・収納を一連の流れでできる間取りにすれば、家族全員の洋服を一箇所にまとめて管理することも可能。「まとめた方が楽」と感じる方にとっては大きなメリットです。
ご夫婦の収納も多様化
ファミリークロークで「ひとまとめに収納したい」というご家庭も多いですが、逆に「夫婦でクローゼットを分けたい」「個別に収納したい」という声も多く聞かれます。ウォークインの中でご主人と奥様の収納ゾーンを分けるだけでも管理がしやすくなり、お互いにストレスが減ります。暮らし方の多様化に伴い、ヒアリングに時間をかけて細やかな要望を整理することが、理想の収納づくりには欠かせません。

衣替えを減らす工夫
「衣替え自体をしたくない」という方には、大きなクローゼットを設けて通年収納できるのが理想です。ただし広さを確保するのは難しいのが現実。そこでおすすめなのは、春秋ものは常に置いておき、夏・冬だけ入れ替える方法です。「通年使えるもの」と「季節限定のもの」を区別して収納すれば、入れ替えの手間はぐっと軽減できます。
衣替えのしやすさは、収納計画の段階で大きく変わります。動線に合わせて一カ所にまとめるのか、部屋ごとに収納を配置するのか、ご夫婦で分けるのか…。暮らし方に合った収納スタイルを選ぶことで、季節の変わり目もあまりストレスなく迎えられます。那須建設では、丁寧なヒアリングをもとに“家族に合った収納”をご提案しています。衣替えの負担を減らし、もっと快適な暮らしを叶えてみませんか?